2011年6月28日火曜日

本屋さんの店先で  Vol.3

本日も、書店さまの店頭写真を販売促進部T田がおさめてきてくれました。

「生きる技術!叢書」 創刊第一弾 絶賛発売しております。

いまを、これからを生きるための思想、知恵をお伝えするラインナップです。


ブックファースト銀座コア店様は、話題書に。
丸善丸の内本店様は、最終講義を中心に。

2011年6月27日月曜日

『最終講義』はやくも重版決定!

 6月24日に発売開始いたしました、「生きる技術!叢書」第一弾の、内田樹著『最終講義』が、発売3日目にして重版決定いたしました。みなさまのご愛顧、ありがとうございます。

 書店様へ。
 現在、超特急で印刷作業を進めておりまして、7日7日には2刷目が出来上がる予定です。当面ご注文に対して十全な対応ができないかもしれませんが、来週以降は対応できると思いますので、しばしお待ちください。


本屋さんの店先で  Vol.2

おはようございます。
さて、本日は大阪の二店の書店様の店先で、陳列の様子を撮影させていただきました。

MARUZEN&ジュンク堂書店梅田店様ではシリーズ三点セット。

ジュンク堂書店大阪本店様は圧巻の棚全面展開!

本シリーズ、ご好評をいただき週末に品切になってしまった書店様もあるようです。
(私が週末訪れた書店ではうれしいことに、そうでした)

2011年6月24日金曜日

本屋さんの店先で  Vol.1

あの日見た本の名前を僕達はまだ知らない。とならないよう、懸命に本づくりに励みたいこのごろです。

さてさて、本日24日発売の「生きる技術!叢書」ですが、書店店頭で並べられた姿をさっそく小社販売促進部員T田がパチリと撮ってきてくれました。

丸善日本橋店さんの様子です。
こちらは内田樹先生の『最終講義』ですが、新刊コーナーやサンデル先生のお隣に置いていただいてます。

↑新刊棚のようす
↑サンデル先生のおとなり。

このような佇まいですので、よろしければ店頭にて手にとってご覧くださいませ。

今後のラインナップから

 6月24日に刊行スタートしました「生きる技術!叢書」ですが、今後の刊行ラインナップを簡単にご紹介しておきましょう。刊行順ではなく、著者50音順でのご紹介です。


■ためらいのリアル医療倫理/岩田健太郎
延命治療をすべきか否か、人工妊娠中絶は正しいか正しくないか……イエスかノーかの二者択一をせまる命題は、医療のフィールドには向かない。我々のとるべき態度とは、白か黒かの二元論から離れ、ためらいの口調で「ほどほど」のバランスを探ること。数々の修羅場をくぐりぬけてきた感染症医が、その経験知をもとに医療の倫理に鋭く切り込む。

■「歩く旅」こそぼくの人生――ロングトレイルという冒険/加藤則芳
「大地をふみしめる縦走の先になにを得るか?」。ソロー、ジョン・ミューアなど、アウトドア文化を創った先人たちの遺した叡智をもってありのままの自然を感じた遊歩の記録。山や森に馳せる思い、ロングトレイルという生きかたについてなど、編集者からペンション経営者、そしてバックパッカーとなった著者の体験から生きていくための知恵や知識、技が浮かび上がる。

■「80後」的中国とのつきあい方/加藤嘉一
日本人と中国人の間に存在する「誤解」はどう生まれ、どういうジレンマに陥っていくのか、それを乗り越えるにはどうしたらいいいか。全世界が「如何に中国人と付き合っていくか」という21世紀最大の問題について模索するなか、「中国で最も有名な日本人」として年間300以上の取材を受け、200本以上のコラムを書く著者が、正しい中国との付き合い方を20代若者の視点から語る体験的ガイドブック。

■だまされないで生きる技術/香山リカ
3.11の事態しかり、情報が増えれば増えるほど、どれが真でどれが偽か、見分けるのがむずかしくなる。なぜ人はだまされるのか。それに対抗するためにはどうすればよいのか。あるいは、世の中には“よいだまし”もあり、「だまされる者は救われる」のか。古くて新しい「だまし」の問題について、心の問題のプロフェッショナルが鋭く切り込む。

■いいね!新世紀メディアPR論/小林弘人
広告を「打つ」時代は終わった!未知を広報する、そんなときこそネット上の「誰でもメディア」を駆使せよ!『新世紀メディア論』で、新聞・雑誌など出版系メディアの凋落を指摘し、その先のビジョンを提示した著者が、今度は「誰でもメディア」時代におけるPR術をレクチャー。Twitter、ブログ、ウェブサイト、リアルイベント、あらゆるメディアを縦横に駆使し、「未知」を「既知」に変えてきた男・こばへんが語る新世紀PR&広告術。

■世界を変えるお金の集め方──ソーシャルファイナンス入門/慎 泰俊
児童養護施設にいる子どもの奨学金投資、アーティスト独立資金のためのファイナンス、こだわりを持ったモノづくり企業に対する融資……人と人のつながりを活かした新しい金融の仕組み=ソーシャルファイナンスが、いまゆっくりと、しかし確実に広がっている。ソーシャルファイナンスの仕組み、歴史、カラクリ、将来について、様々な事例とともに解説。ソーシャルビジネスの若き旗手が描く、共感型社会へのマニュフェスト。

■ガンダムの経済学/田中秀臣
ガンダムの世界を経済学の視点から分析するとどうなる? なぜジオン公国と地球連邦は戦争をしたのか。ニュータイプはどのような経済学的な意味を持ちうるのか。その問いから、日本経済がかかえるさまざまな問題が浮かび上がってくる。好評だった『AKB48の経済学』に続く、サブカルチャーの経済学。

■反教育学講座/パオロ・マッツァリーノ
『反社会学講座』で、世の中のさまざまな「常識」を、統計データをもとにひっくり返してみせた、「社会学のエンターテイナー」である著者が、今度は教育界の常識に挑戦。学校の常識は世間の非常識。目からウロコの教育学で、真に健全な青少年育成を。マッツァリーノ流「教育怪革」論。

■自分イノベーション──問題発見・解決のメソッド/林 志行
現状から一歩前に踏み出したいと考える人が、自分の殻を破り、知的イノベーションを起こすにはどうしたらよいか。時間の使い方、必要な情報の下調べの方法、調べた内容のリスト化、データの使い方と置き換え、面接やプレゼンテーションに備えた想定問答等、大手シンクタンクで長年培われた究極のスキル獲得法を伝授します。

■工学者的プラグマティズムのすすめ/藤井聡
いまの日本の停滞感の原因は、「科学者的実証精神」の欠如である。工学部土木工学の専攻でありながら、進化心理学、社会学、経済学、哲学などにも通じ、自らの研究成果を現実の道路・ダムなど公共事業政策、金融政策にフィードバックし続けている著者が、「現場の哲学」の欠如によって引き起こされているさまざまな問題にメスを入れ、現場の知に基づく工学者的思考を提唱、日本の活性化の処方箋を提示する。

■希望社会の政治哲学/的場昭弘
希望がみえない時代。長引く不況、自殺者は年間3万人、失業率は5%を超え、貧困層は拡大、学生の就職は超氷河期……でもなぜ立ち上がらない? そこに欠けているのは、歴史と構造についての認識ではないか。マルクスらの知見を援用しつつ、日本を希望ある社会にするための展望を、新しい政治哲学を語る。

■「小僧」のリスク戦略論/山口 浩
自由、個性、寛容、安心……本来はよきものであるはずのものが、逆に足かせになっている現代社会。これを打開するにはリスク理論が役に立つ。リスク評価の基本的な考え方から、「予測市場」「リアルオプション」など最新の未来予測理論までを駆使して、よく生きるための処方箋を。

……などなどの企画が、いま鋭意進行中です。ご期待ください。

2011年6月23日木曜日

刊行記念イベントが7月1日ジュンク堂大阪本店で開催

 本シリーズ刊行記念イベントとして、7月1日午後6時半より、内田樹先生と釈徹宗先生のトークショーが行なわれます。くわしくは、「イベント・お知らせ」欄をご覧ください。

 ちなみに小川仁志先生にも、とある書店さんからトークイベントのリクエストをいただいていたのですが、いま先生は客員研究員として米国プリンストン大学に赴任中で、残念ながら日本でのイベントは実現しませんでした。そのかわりと言ってはなんですが、小川先生のプリンストン大での研究レポートを、近々お届けしたいと考えております。アメリカ政治学会の重鎮 スティーヴン・マセドと交わす「ご近所の公共哲学」についての議論のほか、秋頃にはマイケル・サンデルとの会見記などもお届けできるかもしれません。ご期待ください。

シリーズ第1弾 一挙3冊発売です

 シリーズ記念すべき第一弾は、以下の3冊。

 内田樹『最終講義――生き延びるための六講』
 釈徹宗『キッパリ生きる!仏教生活──すこやかであるための仏教メソッド』
 小川仁志『日本を再生!ご近所の公共哲学──自治会から地球の裏側の問題まで』



 内田樹先生の『最終講義』は、先生初の講演録。タイトルにある、神戸女学院大学で行なわれた「最終講義」を筆頭に、京都大学、大谷大学、日本ユダヤ学会などさまざまな場所で行なわれた、計6本の講演の内容をまとめたものです。
 話題は、人文科学に明日はあるか、右肩下がり時代の日本の進むべき道、沖縄基地問題と北方領土問題の知られざる関係……など縦横無尽。近年における内田先生のお考えが幅広く網羅されていて、「ウチダ思想」の入門編としてもおすすめの一冊。アーチストのベスト盤をライブバージョンでお届け、といった趣です。
 ちなみに神戸女学院で行なわれた最終講義については、当時からブログ、ツイッターでさまざまな形でレポートされていまして、代表的なところでは 「さとなおさん」が、詳細なレポートを書かれていて、おすすめです。

 釈徹宗先生の『キッパリ生きる!仏教生活』は、さまざまな仏典に書かれている「心身を調える技法」を、現代人にも応用してみよう、という主旨の本。WHO(世界保健機構)が現在取り組んでいる“人間の幸せ”についての四つの要件というものがありまして、それが「フィジカル(身体性)」「メンタル(精神性)」「ソーシャル(社会性)」「スピリチュアル(霊性)」なのですが、その四つの要件ごとに、仏教の教えを日常的に実践できるメソッドとしてお伝えしていきます。
 フィジカルの項は、呼吸する、歩く、発声する、など比較的取り組みやすいですが、メンタル、ソーシャル、スピリチュアルと進むにつれ難易度(?)が上がり、悶絶かも……。「自分の枠組み」がゆさぶられる本です。

 私がひそかに「ご近所のマイケル・サンデル」と呼ぶ小川仁志先生は、商社、フリーター、市役所勤務を経た異色の哲学者で、徳山の商店街で「哲学カフェ」を主宰するなど、市民のための哲学を実践している方です。その小川先生の『日本を再生!ご近所の公共哲学』は、「ご近所の底力+哲学」でコミュニティの再生・活性化をはかろうという実践的な哲学入門書。
 先生は、哲学全般にわたってのわかりやすい入門書を何冊も書かれていますが、今回は先生のご専門である「公共哲学」について、直球でとりくんでいただきました。ちょうどマイケル・サンデルの『公共哲学』(ちくま学芸文庫)も発売になりましたし、この機会に合わせてお読みいただけるとよいのではないかと思います。

 というわけで、思想・哲学・宗教を扱う3冊でスタートを切った「生きる技術!叢書」、次はまた違う方向からのタイトルを準備しています。これからどんな本が出てきますものやら、今後の展開にご期待ください。

2011年6月22日水曜日

ブログはじめました

このブログは、2011年6月24日より刊行がはじまったシリーズ、「生きる技術!叢書」と連動してスタートしました。

技術評論社第3・4編集部内に編成された(隔離?)「生きる技術!叢書」編集部(通称 チーム生きる技術)が運営しています。執筆いただいた先生方の特別寄稿をはじめ、イベントレポート、担当編集者によるこぼれ話、お知らせなどを掲載していく予定です。

「チーム生きる技術」の中の人たちは、A山、A藤、S藤、S藤と、イニシャル表記するとややこしい面々。とりあえず「走りながら考える」の精神で更新していきますので、ご愛顧のほどよろしくお願いいたします。