2011年11月30日水曜日

COMODO:『たのしい下着』発売中です

園子温監督の『恋の罪』を鑑賞して、峰なゆかさんの『アラサーちゃん』と北原みのりさんの『アンアンのセックスできれいになれた?』を読む。

これらに通ずるものは・・女の業というのでしょうか。立てつづけに観ている11月の終わり、編集部A山です。

さて「下着」というものも然り女の業、という紹介の仕方はふさわしくないかもしれませんが、モテる、盛る、谷間、愛されるなどの単語が踊りがちな下着イメージの反対側にとでもいいますでしょうか、そういうところから多少は解放されたい人のための、どちらかといえば「自分の身体と向き合いながらもっとたのしんで着る!」、そんな女性の下着本がcomodoシリーズより好評発売中です。

浅井明子・監修 COMODO編集部・編 

たとえば、いまの季節だと足先やお腹の冷えが気になる人、夏だと汗ジミが気になってしまう人のために、機能的で実用性も兼ね備えた下着があります。
それ以外にも、体質や体型の悩みは人それぞれもっていることでしょう。
体型の悩みを下着で改善することが喜びかどうかはさておき、「似合う下着」とはどのようなものなのかをかんがえるきっかけとして、本書が自分の身体や持ち物やを見直す一助となればうれしいです。

本書『たのしい下着』では、
みんなの下着

  ◎ほかのみんな、たとえば下着選びにこだわる人たちはどういう下着を選んでいるか? どのくらいもっているのか?

下着に関しても衣服のように、好みがはっきりしていて「これ」と決めている方もいらっしゃるでしょうし、縁起をかついで色やデザイン、ブランドを決めている方もいるかもしれません。そのような自分なりのこだわりをもつ人のコレクションをのぞくのもたのしかったりします。
意外と知らない「捨てどき」





◎自分に合った下着はどう見つけるの? どういう着け心地がただしいの?

自己流の方に朗報! スタイリスト・浅井さん指導によるフィットの手ほどきを掲載。



肌にやさしいものを選ぶには?


◎進化する下着、冷えや体質を改善するためのアイテムにはどのようなものがあるの?

肌着として冷えとり靴下、着圧ソックスなども紹介しています。





…などさまざまな方向から心地よい下着選びをかんがえていきます。

また、「アウターに透けない色の組み合わせ」「静電気の起きない肌着の選び方」はじめ、日本における女性下着の先駆者、鴨居洋子さんに関する著作のある近代ナリコさんからも「下着と私」の寄稿あり、医学の見地からとらえた「女性の身体と下着対談」ありのもりだくさんな内容となっております。

「生きる技術!叢書 」ブログを読むためにお越しいただいた方、唐突なテーマと驚かれた方もいるでしょう。ですが「下着」は男女問わず、ほとんどの人が一生身につけ、肌に長い時間直接触れるもの。
下着を見つめなおすことでちょっと快適に、楽に生きる技術を知ることができるかもしれません。

インナーとしての着あわせ・工夫


下着選びに窮屈な思いをしている方、もっといろんな下着を見てみたい方、もちろんあまり興味がなかった方も。

じつは有名メーカー以外にもさまざまなデザイン、機能性に富むたのしい下着があり、選び方や探し方をひと工夫することで、いままでとは異なるかわいい下着に出合う機会を増やすことができます。

この機会に、もっと自由な気持ちで下着を選んでみてはいかがでしょうか。



+++++
最後に、本書監修の浅井明子さんは、ランジェリー・スタイリスト。
インポートランジェリー専門店勤務を経て、フリーに。おもに雑誌の下着企画、監修を通し、国内外の良品を紹介されています。
浅井さんは「一生使うものなんだからとびきりこだわってみてもいいじゃない」そんなコメントを本書の最後にくださっています。



『たのしい下着』、好評発売中です。

2011年11月28日月曜日

年内最後の新刊『メディア化する企業はなぜ強いのか?』

今年6月に刊行開始し、これまで8冊の本を刊行してきました「生きる技術!叢書」、その年内最後の新刊がこれです。小林弘人著『メディア化する企業はなぜ強いのか?──フリー、シェア、ソーシャルで利益をあげる新常識』。11月29日に発売になります。


 著者の小林弘人さんは、インターネット黎明期に「日本版ワイアード」の編集人を務め、その後紙メディアのみならず「ギズモード・ジャパン」などのウェブメディアの立ち上げ、多くの企業メディア、著名人ブログの立ち上げにかかわった、メディア界の仕掛人。2009年に著した『新世紀メディア論──新聞・雑誌が死ぬ前に』では、「誰でもメディア時代」におけるインターネットを通じた情報発信の可能性を説き、旧来メディアである出版・新聞業界に衝撃を与えました。

 また、監修・解説を担当した『フリー〈無料〉からお金を生み出す新戦略』(クリス・アンダーソン著)、『シェア〈共有〉からビジネスを生み出す新戦略』(レイチェル・ボッツマン&ルー・ロジャース著、共にNHK出版)では、これからのビジネスを考えるうえでのキー概念である「フリー」「シェア」の考え方を紹介し、大きな反響を呼んだことは記憶に新しいことと思います。

 その小林さんの満を持しての新作が、この『メディア化する企業はなぜ強いのか?』。インターネットの進化がもたらした環境下で、個人が情報発信することの意義を訴えた前著(曰く、「誰でもメディア宣言」)からうって変わり、今回は「企業向け誰でもメディア宣言」、すなわちビジネスの世界において、企業がメディア化することによってもたらされるポテンシャルについて語った内容。

 「統制」から「移譲」へとコミュニケーションの本質が変わった現在(情報はもはやコントロールできない!)、企業がユーザーと良好な関係性を結ぶためには、企業自らが出版社や放送局のようにメディア化する「メディア化戦略」が求められます。フリー、シェアの手法を駆使しつつ、ツイッター、フェイスブックなどのソーシャルメディアを活用してコミュニティを形成し、ユーザーと直接つながる「社会に接続された企業」こそが、次代の日本を活性化させると著者は説きます。
 新しい時代のコミュニケーションを模索することは、新しい組織のかたちについて考えること。ビジネスの世界における「新常識」を、本書から読み取ってください。

 ちょうど同時期に、『フリー』『シェア』に続いて小林さんが監修・解説を務めた本、ジェフ・ジャービス著『パブリック──開かれたネットの価値を最大化せよ』がNHK出版より発売になりました。おそらく書店さんのビジネス書コーナーでは、2冊が並んで置かれる光景が見られることと思います。情報をパブリックにすることによってもたらされる価値を共に説く2冊、あわせてご一読いただければと思います。

ほんとうにコワイ! 足の病気について:COMODO『足もとのおしゃれとケア』より


こんにちは。編集部のA山です。
朝の寒さで布団から出るのがつらくなってきました・・。

あと数日で師走。今年も終わりに近づいています。
同時に、いよいよ風も冷たくなり、体の冷えが気になる季節です。

さて、「生きる技術! 叢書ブログ」の庇を借りて、時折紹介しておりますcomodoシリーズからの小ネタ集? ですが、今回は好評発売中の『足もとのおしゃれとケア』より足のトラブル「開張足」について。 
#「革靴の手入れ」についてはコチラ

↓Clickで拡大↓


足のトラブル(監修・永峯医院・永峯由紀子先生)





ハイヒールを履く女性がなりがちな症状ですが、これを放っておくと、ほかの病気に罹りやすくなるので、気がつけば重傷ということにならないよう、症状を知り、気をつけていきましょう。


本書では、このほか外反母趾ハンマートゥ、最近増えているという爪水虫(つめみずむし)などのトラブル解決についても解説していますので、ぜひご参考に。








冷えが気になるという方、靴下重ね履きも足がぽかぽかして心地よいですが、腹巻きや毛糸のパンツもおすすめであります。毛糸のパンツはほんとうに! あったかいのですよ。

先日、comodoから新刊『たのしい下着』を発売したということもあるのですが、こちらの紹介はまた近々。

足もとのおしゃれとケア

2011年11月25日金曜日

トークショー「地雷を踏んで生きる」の模様を

小社刊、小田嶋隆『地雷を踏む勇気』と、内田樹・岩田健太郎・上杉隆・藏本一也・鷲田清一『有事対応コミュニケーション力』の発売を記念して、11月15日にブックファースト新宿店さまで、小田嶋先生と内田先生のトークショー&サイン会が開催されました。

 定員40名の椅子席はすぐに満席となり、立ち見のお客様も多数いらっしゃる盛況ぶりでしたが、その時の模様を、ダイジェストでご紹介いたします。当日ご来場できなかった方々も、その場の雰囲気を感じ取っていただければと思います。



2011年11月22日火曜日

プリンストンでご近所の公共哲学について考える Vol.5

サンデル教授の白熱個人レッスン!
小川仁志



──『日本を再生!ご近所の公共哲学』の小川仁志先生は、現在プリンストン大学に赴任中ですが、かの地でついにマイケル・サンデル教授との対面を果たしました。
 書店さんの哲学の棚では、その著書が並べて売られる光景も見られるお二人ですが、現実においても待望の対話が実現したわけです。その模様、小川先生のブログでご紹介されているレポートを、先生のご厚意で当ブログでも転載させていただきます。サンデル教授の白熱個人レッスン、ご堪能ください。





サンデル教授とさしで対決!?

 『ハーバード白熱教室』でおなじみのマイケル・サンデル教授に会って来ました。1対1でゆっくり話をするのは、もちろん初めてです。今回は取材等ではなく、純粋にアカデミックな議論をしに行きました。

 グローバルに活動を展開しているサンデル教授は、とても忙しい方なのですが、私のために1時間以上も時間を割いて個人レッスンをしてくださいました。アポを取って訪ねてきた学生に「しばらく待ってて」といって、延長する白熱ぶり。もちろん、サンデル教授のレッスンは、半分くらいこっちがしゃべらされるわけですが。テーマはユニバーサルなヴァーチュー(「徳」のことです)について。

 実は私の今取り組んでいるテーマがユニバーサル・ヴァーチューズなのです。グローバル・ヴァーチューズといってもいいのですが、ユニバーサルのほうが、少し射程が長くなるように感じています。サンデル教授は同じ内容のことをユニバーサル・バリューズ(普遍的な価値)と呼んでいます。ただ、今回はお互いに「グローバルな徳」と表現を統一して話を進めました。ほぼ内容が重なるためです。

 つまり、今この世界には、戦争や飢餓、あるいは環境問題などのグローバルな問題を解決するために、共通にシェアすべき徳、すなわちグローバルな徳が求められています。にもかかわらず、それがいったい何を指すのか、そしてどうすれば育んでいけるのか、十分な議論がなされていないのです。

 これについては、もともとは師匠であるスティーヴン・マセド教授の『リベラル・ヴァーチューズ(リベラルな徳)』をグローバルな次元で展開しようと思っていたのですが、やはり共同体の意義を重視する私としては、リベラルのマセド教授のほかに、コミュニタリアンの意見も聞いてみたいという思いがありました。そこで、コミュニタリアンの立場から、グローバルな徳に言及する稀有な論者!?ともいえるサンデル教授に教えを請いに行ったのです。ちなみに彼は閉鎖的なコミュニタリアンと誤解されることを嫌い、自分のことを共和主義者だともいいますが、開かれたコミュニタリアンという意味では間違いなくコミュニタリアンです。今日も議論の冒頭でそれを確認しておきました。

コミュニタリアンはグローバルたりえるか?

 それにしても、そもそも共同体における価値を重視するコミュニタリアンが、はたしてグローバルな徳を肯定しうるのでしょうか? コスモポリタンのように、人間の価値を最重要視するなら、共同体の価値は副次的なものとなります。ですから、コスモポリタンは、国家の垣根を越えて救いの手を差し伸べることを正当化できるのです。

 これに関するサンデル教授の答えはこうです。彼は、コミュニタリアンであっても、ユニバーサリズム(普遍主義)とは両立可能だといいます。つまり、困っている人を助けるという共同体の価値や徳は、共同体の垣根を越えて妥当するということです。問題は、それが自分たちの共同体の存立を脅かすような場合にも妥当するかどうかです。

 サンデル教授はいつものように例を出しました。飢えている家族がパン一つしか有していない時、同じく飢えている外部の人にあげるかどうかを、コイントスで決めるべきだろうかと。そして、「そんな父親を君は尊敬できるか?」と詰め寄られました。コスモポリタンならコイントスで決めるかもしれません。人間は皆同じ価値を有しているのですから。しかし、コミュニタリアンは家族を優先します。なぜなら家族の成員同士には互いにオブリゲーション(負っているもの、責務)があるからです。現にサンデル教授はそういっていました。

 これがコスモポリタンとコミュニタリアンの違いだといいます。コスモポリタンは、抽象的な人間を想定して議論している点に問題があるのです。アフリカで飢えている「誰か」は、私たちの家族とは異なる抽象的な人物なのです。ところが、私の立場はサンデル教授とは異なります。同じコミュニタリアンでも、私はこの場合コイントスをするべきだと考えています。

 たとえば、自分の父親が、災害時に食料を配給する職についていたとしましょう。にもかかわらず、その父親が、困っている他人を見捨てて、自分の子どものためにその食料を家に持ち帰ったとしたらどうでしょうか? そんな父親を尊敬できますか? サンデル教授は、私の立場には新しいカテゴリーが必要だといっていました。私もそう思います。いわば「コスモポリタン・コミュニタリアニズム」とでもいいましょうか。サンデル教授はこの名称に受けていましたが(なお、これをひっくり返して「コミュニタリアン・コスモポリタニズム」について論じている人はいます)。

グローバルな徳を共有するために

 私の立場と単なるコスモポリタンとどこが違うかといいますと、グローバルな徳が育まれるプロセスが異なるのです。コミュニタリアニズムを前提に、グローバルな徳を論じる私やサンデル教授の場合、コミュニティにおいて徳が育まれるプロセスを重視します。つまり、グローバルな徳は、予め用意されていて押しつけるものではなく、育む対象なのです。

 では、どのような徳をどう育めばいいのでしょうか? サンデル教授は、グローバルな徳のカタログを列挙するのは難しいといっていました。そこで、私が特に重要と考える、「寛容」と「連帯」はどうかと尋ねると、それはいいと賛成してくれました。ただし、たとえば寛容とは何かが問題になるがという留保付きで。そこでまたサンデル教授の問いかけが始まったのです。

 「どうすれば人種差別的なヘイトスピーチに寛容でいられるのか?」と。私は次のように答えました。「相手も寛容であるなら、私も寛容でいられます。そうすれば、論理的には相手はヘイトスピーチを差し控えることになるからです」と。サンデル教授はまた大笑いしてくれました。そして、「ムハンマド風刺画事件(デンマークのタブロイド紙がイスラームで禁じられているムハンマドの顔を描いた風刺画を掲載した事件)」の例を引いて原理は同じだというと、たしかに理屈は同じだと賛同してくれました。実際には、この場合イスラーム圏の人たちに寛容を要求するのは難しいわけですが。

 そこで、どうすれば寛容を、すなわちグローバルな徳を育むことができるのかが問われてきます。異なる文化をもつ異なる共同体で育つ人たちが、それでも同じ徳を抱くようにするためにはどうすればいいのか。私自身は共通の経験が重要だと考えています。同じ人間ですから、同じ徳を育むには、同じ経験をすればいいからです。サンデル教授の考えも基本的には同じです。彼は、家族や学校だけでなく、社会におけるモラル教育が大事だといっていました。それをシビック・プロジェクトと呼んでいました。

 しかし、国家の垣根を越えてこれを行うためには、グローバルな教育が不可欠になってきます。市民を他の文化に晒すこと。しかも教育という明確な形で。これがサンデル教授の意見です。その担い手としては、もちろん国連や大学が考えられます。サンデル教授が強調していたのは、そのための機関の創設です。ネットワークでもいいのですが、新たな制度が必要だと強調します。そして、サンデル教授が実践している「グローバル・クラス(世界の大学などを中継でつないで議論する試み)」も、そうしたグローバルな徳を育むための方法の一つだといっていました。実際、留学生の交換を支援しているNGOや財団もあります。そういう動きを加速させ、組織化していく必要性があるということでしょう。

 最後にサンデル教授は、来年新著『What Money Can’t Buy(お金で買えないもの)』の刊行を記念して講義にいった際には、君を当てるから覚悟しておくようにといっていました。この本の中でも、今日の話のエッセンスに言及しているそうです。

 今回話をしてみて、サンデル教授と私の方向性がほぼ一致していることが確認できたと同時に、少なからず私の議論の独自性も明らかになりました。ぜひそのへんをまとめて、帰国後発表したいと思っています。サンデル教授、白熱した個人レッスンをありがとうございました!

2011年11月17日木曜日

「生きる技術!叢書」「星海社新書」共同フェア、あおい書店町田店さんにて!(11/16~)



最終講義』の内田樹先生と『地雷を踏む勇気』の小田嶋隆さんの色紙とともに、「生きる技術!叢書」が、あおい書店町田店さんに勢揃い!

おかげさまで最新刊『地雷を踏む勇気』『有事対応コミュニケーション力』がご好評いただいている「生きる技術!叢書」ですが、このたび個性的なフェアを行うことで有名なあおい書店町田店さんで、「生きる技術!叢書」「星海社新書」共同フェアを行っていただいております。

「生きる技術!叢書」につきましては今までのラインナップ、

最終講義―生き延びるための六講』(内田樹)
キッパリ生きる!仏教生活 ― すこやかであるための仏教メソッド』(釈徹宗)
日本を再生!ご近所の公共哲学―自治会から地球の裏側の問題まで』(小川仁志)
自分イノベーション―問題発見・解決の究極メソッド』(林志行)
ロングトレイルという冒険――「歩く旅」こそぼくの人生』(加藤則芳)
ためらいのリアル医療倫理―命の価値は等しいか?』(岩田健太郎)
地雷を踏む勇気』(小田嶋隆)
有事対応コミュニケーション力』(岩田健太郎、上杉隆、内田樹、藏本一也、鷲田清一)

をずらりと並べていただいております。

ベストセラー驀進中の「星海社新書」さんとともに、この時代を生きるための人文系“実用書”「生きる技術!叢書」を、ぜひ店頭でお手にとっていただけましたら幸いです!

(過去の話になりますが、星海社新書編集長と鼎談はこちら)。

2011年11月6日日曜日

実用書が続々と

先日A山よりアナウンスがありましたように、技術評論社第3・第4編集部より、新しく趣味実用の「COMODO」シリーズが刊行になりました。

小社では、所属編集部の枠にとらわれずプロジェクトごとにチームが作られ(A山とA藤は組織上は別の班に所属)、人によっては複数のプロジェクトに参加していたりするのですが(複数のポジションをこなすことを要求される現代サッカーのように)、A山は「チーム生きる」に参加しつつ単独で「COMODO」をスタートさせるという、左サイドバックとワントップのフォワードを兼任するみたいなありえへんマルチポジションをこなすプレイヤーです。

A藤は、本は基本的に実用的なものだと考えています。小社のメインストリームであるプログラミング書やソフトウェアの解説書、スマホのトリセツなどと同様、哲学・思想書、宗教書から時事的なコラムなども「知性にキックを入れ」たり、新しい世界に目をむけさせてくれることにおいて実用的なものであると考えて、「生きる技術!」を編集しています。

そうした「実用的知識」の伝え方は多彩であるべきであり、その手法においては工夫がこらされるべきであるとも考えます。その意味において、「COMODO」と「生きる技術!叢書」は、一見脈絡ないようでいて実は地下茎でつながったものです。この地下茎が、どこまで広がっていくものか。両シリーズとも、ご愛顧のほどよろしくお願いする次第です。

2011年11月4日金曜日

不肖A藤が、星海社新書編集長と鼎談

いささか旧聞にぞくするお話で恐縮ですが、いま巷で話題の星海社新書 塾長・副塾長のお二人と、不肖A藤が鼎談させていただきました

年齢差20歳くらいの2組にもかかわらず、お互い共通の志を確認できて、非常にありがたい機会を頂戴したものと感謝しております。

「武器としての決断思考」など、軒並みベストセラーでスタートを切った「星海社新書」にくらべ、A藤の「生きる技術!叢書」はあくまで低空飛行のフライトですが、若者たちに負けないように、今後も尽力する次第ですので、ご声援よろしくお願いいたします。

なお、ただいまあおい書店町田店さまで、「星海社新書」と「生きる技術!叢書」の共同フェアを開催中計画中です。ご興味のある読者さま、あるいは同様のフェアを考えたい書店さま、お気軽にご相談ください。

今後、出版社の「縦割り行政」に風穴をあけるべく、版元横断のフェア企画なども考えたいと思っておりますので、ご期待のほど。

11月の新刊は「こばへん」の力作

おかげさまでご好評をいただいております「生きる技術!叢書」の11月の新刊は、インフォバーンCEO小林弘人著『メディア化する企業はなぜ強いのか? フリー、シェア、ソーシャルで利益をあげる新常識』です。

『フリー <無料>からお金を生みだす新戦略』『シェア <共有>からビジネスを生みだす新戦略』、さらには今月末に刊行予定の『パブリック 開かれたネットの価値を最大化せよ』の監修・解説を担当し、日本の出版界でフリーミニアム戦略を強烈に印象づけたWebビジネス業界の寵児、小林弘人さんの、『新世紀メディア論』に続く満を持しての書き下ろし新作です。これからのビジネスのカギを握る「メディア化戦略」とは何か? その秘密がぎっしり詰まった一冊。この本によって、日本のメディアビジネスが一変するかもしれません。ご期待ください。

今回もすばらしいASYLの装丁は、近々お見せできると思いますので、こちらも乞うご期待!

発売4日目にしてダブル重版決定!

11月1日発売になりました、「生きる技術!叢書」の新刊、小田嶋隆『地雷を踏む勇気』と、内田樹・上杉隆・岩田健太郎・鷲田清一・蔵本一也著『有事対応コミュニケーション力』の重版が、発売4日目にして決まりました。みなさまのご愛顧に感謝いたします。

ただいま、書店さまの追加注文には応じにくい状況ですが、今月16日には重版分が出来上がりますので、その後は出荷できますので、よろしければご注文のほど、よろしくお願いいたします。

革靴の手入れ:COMODO『足もとのおしゃれとケア』より

今回も「生きる技術!叢書」の庇を借りまして、本日はCOMODOシリーズ・ケアブックより10月に発売された『足もとのおしゃれとケア』(COMODO編集部・編)のご紹介です。 →シリーズ・COMODOの紹介はコチラ

『足もとのおしゃれとケア』は、ファッションデザイナー、料理家をはじめ、さまざまな方たちの足もとの取材して靴や靴下などのこだわり、保管のこつ、選ぶ秘訣を教えていただきました。
さらには、自分にぴったりな靴の見つけ方、長く靴を履くための手入れ、さらには足の病気についてなど、足もとまわりのあれやこれやを1冊にまとめた、実用性もありながら、読みものとしてもたのしめる書籍です。

今日は、第2章より「革靴の手入れ」を一部掲載します。


とつぜんですが、

秋も深まってきたこの頃、衣替えと同時に「しまっておいた革靴をひさしぶりに履こう」と思ったら、手入れをしておらず古びてる・・なんかカサカサしている・・

そんなときにはどういうケアをするのが適切かご存知ですか?

また、毎日のように革靴を履く方、ケアはしっかりできていますか?




革靴は毎日ではなくともケアを行うことで、何年も何十年も履くことができるのです。

気に入って履いているのに、革の味が出ないうちにダメになるのはなんとももったいない。すべての靴の手入れの基本として、「革靴のお手入れ」をぜひとも参考にしてみてください。

↓Clickで拡大↓
革靴の手入れ(監修・靴修理工房グルー)

本書では、このほかアウトドアシューズやエナメル、スニーカーなどの手入れも掲載しています。

*来週は、「ほんとうはコワイ! 足の病気について」を紹介予定です。

2011年11月3日木曜日

COMODO・創刊のご案内

こんにちは。編集部のA山です。

A藤率いる「生きる技術! 叢書」チームに属するA山ですが、この秋から趣味実用シリーズ「COMODO」*を立ち上げました。

「COMODO」では、衣食住を軸とするさまざまなスタイルや手段を紹介します。
生きるための手がかりとして、ふとしたときに参照できる、暮らしの工夫や知恵のあれこれをまとめたシリーズです。
いわば「女性のための、生きる技術! 叢書」といったところですが、もちろんそんな性差にこだわらずとも、誰でも読んで役に立つ暮らしの知恵が満載です。ぜひ書店でみかけたらお手にとってください!

当ブログでも季節に合わせた“まめ知識”や取材メモをたまにお届けしますので、「生きる技術! 叢書」とあわせて、よろしくおねがいいたします。

                                COMODO編集部 *COMODO(伊)……気楽に、落ち着く


【COMODOには2つのラインがあります】

 ・COMODOケアブック 流行にとらわれず、ていねいに探す、使う、手入れする方法いろいろ 

 
 ・COMODOライフブック
日々の生きかた、考えかたのものさしになるような読み物・エッセイ